海外住み女の頭の中

好きなヒト・コト・モノだけを自分のために書く

イッツ・ア・スモール・ワールド

f:id:blue-cactus:20200502085408j:plain


友達が心理テストをしたいといった。

「遊園地と言われて思い浮かぶことは何か」


私は答えた。

「ディズニーランドのIt's a small world」


私は小さい頃ジェットコースターも好きだった。

恐怖とスリルがたまらない。

でも大人になった今、
ジェットコースターにはそれほど興味がわかなくなっていたことに気がついた。

乗ったら乗ったで、面白いとは思う。

でも人工的に作られたスリルにもう興味がわかないのだと思う。

スリルやワクワクする気持ちは
実生活で味わうことができるからなのかもしれない。


ロックダウン前は旅によく出ていた。
イタリア国内も海外旅行も。

旅にでていない間は
車で20分のところにある
ペルージャのチェントロ(市街地)に週4日程度出かけてとにかく歩いていた。

今年は1日1万歩は歩くようにしよう、と決めていたのもある。

最近はロックダウン以来、1日5,000-6,000歩程度になっている。
運動不足だ。
いかんいかん。

とにかく、
ロックダウン前はよく歩き、
毎日新たな発見をして
頭に言葉が降ってきて
その言葉を書き留めたりしていた。

エトルリアと中世の街、ペルージャはいくら歩いても飽きない。
イタリアのどの都市を歩いても面白い。
いつかエトルリアの遺跡を巡る旅にもでたいなあ。


ロックダウン中の今は、自然の中をひたすら歩く。
毎日咲いている花々が違う。

季節の移ろいはこんなにも早く、一瞬なのだ。
だから、その瞬間を逃してはもったいない。

そう思って生活している。

これはロックダウン前には気がつかなかったことだ。
田舎嫌いだった私が、初めて田舎暮らしであることを感謝している。


そういうわけで
人工的に作られたワクワクには
あまり興味がわかないのかもしれない。


本と映画は好きだけど
アクションもSFもほとんど興味がない。

どちらかというとリアルな人間ドラマのほうが好き。

人間の方が不思議で面白く、ときに恐ろしい。


冒頭に戻すと、
自分にとっての遊園地といえば、
ジェットコースターではなく
It's a small worldだな、と思った。


両親に幼い頃から毎年のように東京ディズニーランドに連れていってもらった。
私は千葉県出身だ(生まれは岩手)。

ディズニーランドで
It's a small worldを外したことは一度もなかった。


思えば、
幼い頃から世界には興味があった。


カセットテープに録音された洋楽が車の中でいつも流れていた。

意味はわからなかったけど
真似して歌っていた。


それから日本語が少しずつ読めるようになって
テレビの音楽番組で洋楽が日本語の字幕と共に流れているときに、
日本語と英語がどうリンクしているか必死で理解しようとした。

わからなかったけど。



とにかく、そうして意味はわからなくとも
幼い頃から世界を理解しようとしていた。


It's a small worldでは
ボートに乗り
民族衣装を着た世界中の子どもたちが
歌って踊っているところを見る。

それだけなのだが、
面白いなあと思っていたし、好きだった。


私は日本語の他に英語、タイ語、イタリア語が話せる。
言語オタクのように見えるかもしれないが、
その時々で興味が移ろうし、飽きやすい。
語学が好き、もあるけど仕事や生活していく上で必要だから勉強しただけだ。

熱しやすく冷めやすい。

とはいえ、
いろんな国の言葉が話せたり、
理解できたりすることは純粋に楽しい。

私は会話の内容というより
ただ単に言葉の音やイントネーションを楽しむこともある。
だから、ときどき会話の内容が頭に入らないこともある。

音だけならタイ語が好きだなあ。
タイ語話しているときはブリッコになるけど。

イタリア語は音楽でいうと、ずっとFF(フォルティッシモ)なのでうるさい。

自分自身もイタリア語を話すときに腹から声を出すので、声量がいきなり上がる。

英語を話すときは、クールぶっている。


ちなみに、民族衣装フェチでもある。

民族衣装を見るとワクワクする。
いいなあ、と思う。

ブータンに行ったときも
街の人たちもガイドさんも小学生も
民族衣装を着ていてかわいかった。


「日本人はなぜ着物を着ないのか」

と言う外国人の気持ちはすごくわかる。


最近のキーワードは「多様性」。

多様性を認める世界。

国境のない世界、地球🌍


今までもこれからも自分の理想郷はこれだろう。



「遊園地と言われて思い浮かぶことは何か」

「ディズニーランドのIt's a small world」

冒頭の友達の心理テストの結果はよく覚えていない。


「理想もはっきりしていて、現実的に動いている人」

というような返答だった気がする。
間違ってたらごめん笑


いつも深く意味を捉えない。

本でも記事でも読み終わって閉じた瞬間にほぼ忘れる。

会話の内容もその時が過ぎ去ったら
すぐにほとんど忘れてしまうのだ。


最後にIt's a small worldの日本語と英語の歌詞を貼る。

今初めて英語の歌詞見たけど
日本語訳とだいぶ違うことに驚いた。

英語だと実は「恐怖」もあるし、リアル。
そして歌詞が単純だ。

日本語は「恐怖」は削がれネガティブな部分はなくなっている反面、
様々な意味を持たせている。

どちらの歌詞が良い悪いとかではなく、
違うというだけ。
好き嫌いは分かれるのだろう。

****

世界中どこだって 笑いあり涙あり
みんなそれぞれ助け合う 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中だれだって ほほえめばなかよしさ
みんな輪になり手をつなごう 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

限りない空と海 星影のうつくしさ
それは一人語りかける 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

隔たりを取り除き友情の橋をかけ
手と手をつなぎつくろう 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中どこだって笑いあり涙あり
みんなそれぞれ助け合う 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中だれでもが自由を求める
その叫びがこだまする 小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ


It's a world of laughter, a world of tears.
It's a world of hopes, a world of fear.
There's so much that we share.
That it's time we're aware.
It's a small world after all.

It's a small world after all.
It's a small world after all.
It's a small world after all.
It's a small small world.

There is just one moon and one golden sun.
And a smile means friendship to everyone.
Though the mountains divide and the oceans are wide.
It's a small world after all.

It's a small world after all.
It's a small world after all.
It's a small world after all.
It's a small small world.

(歌詞参照: https://castel.jp/p/2141)

変化

f:id:blue-cactus:20200501063321j:plain

私は理不尽なことにNOと言うことを大切にしている。

私の意見は自分自身を、自分の周りを、社会を、そして世界をより良くしていくためのものだと信じている。


意見を言うことをやめたら、
恐らく精神衛生上良くないとわかっている。


しかしながら、
私の意見を遮り、
口を塞ごうと躍起になる人がときどき現れる。


それを
同調圧力という。
言論統制という。


本人はそれをわかった上でやっているのかは知らない。

わかっていないのなら、

「自分は実は洗脳されているのではないか?」

と疑ってみてほしい。


「本当に自分の頭で考えて発言しているか。
 誰かに言わされている言葉ではないか。」

と自分自身に問いかけてみてほしい。


そういう人たちの存在は
残念ながら
私にとっては重要ではない。


その人たちの顔色をうかがって、
自分が意見を言うことをやめるということにはならない。


むしろ、勝手に

「自分が否定されている」

と勘違いをし、
攻撃してしまう人なのだと思っている。


もっと言うと、
同調圧力を求め、
言論統制をしたい人は

「変化を恐れている人」

ではないかと最近気がついた。



私は、普段は割とボーッとしながら生きている。

人は人、自分は自分という線引きをしている。

他人に介入しないし
自分も介入されたくない。


しかしながら
誰かの命がかかっているときは、
それに対して怒る。

自分の意見を言う。


その誰かの命が
自分にとって大切な人であるなら尚のこと。


ただそれだけ。


言論の自由を奪おうとする人は
大切な人の命がどうなっても構わないと思っている人ではないか?
と思うようになった。


人の命を軽視している人は
自分の体裁やポジション、利益を守ることだけに躍起になっている。


私は今後、命を軽視している人とは
残念ながら付き合っていくことはしない。


過去に仲が良かった人だとしても
わかりあえることは恐らくないのかもしれない。


だから命を軽視している人たちからは
自分からそっと離れることにした。


距離を置いたほうがお互いの為だ。



私は、人を変えることはできないし、しない。
そんな権利はない。


対話をして
背中を押すことはできる。


自分が動くことによって
何らかの影響を受ける人は
一定数はいるのだろうとは思う。


良い影響の連鎖を目の当たりにすることは去年からときどきあった。


例えば
私が好きなことを好き、
嫌いなことを嫌いとはっきり言ったり、
楽しいことだけをするようにしたことで、
身近な人も本音を自然と言うようになった。

「自分の好き、楽しい」を追求する人も増えた。

本音を隠すのをやめた人もいる。

自分もそのひとりだ。


それでも
人を変えることはできないし、しない。


結局はその人次第だから。



私は誰かに嫌われることも、
バカにされることも、
否定されることも、
もう恐れない。



自分は自分。

自分の意見を大切にする。

自分の考えが間違っていれば謝罪し、訂正する。

恥ずかしいことではない。

シンプルなことだ。



私は変化を恐れず
変化に向き合う人でありたい。

変化を敢えて楽しむ人でありたい。



簡単なことではないのかもしれないけれど。



気持ち次第なのだ。

国境のない世界と理想郷

f:id:blue-cactus:20200429080237j:plain
(マルタ コミノ島 2019年12月)


世界に国境がなければどこの国へ行くだろう。


あ、国境がないから国と呼ぶのはおかしいか。
文化的違いのある場所という意味で。

違いはあっていいと思う。

差別でなければ。


私は気候の暖かい、
海と太陽がある南の島に行きたい。


そこは何人とか関係なく
何の宗教であっても忌み嫌うことなく
自由に生きられる楽園。


ビザも滞在許可証もいらない。

書類に不足はないだろうかと心配したり
終わりが見えないお役所仕事にやきもきすることのない場所。


性別や肌の色、髪の毛、目の大きさで差別されることなく、

「ありのままでいいんだよ」

と肯定してくれる場所。


「あなたの文化に興味があるから
 今度教えてよ」

と気軽に言える関係。



そんな理想の平和の世界に向けて舵を切った船は、
蓋を開けてみれば、
出港地向かって
ものすごいスピードでUターンし始めている。


忘れ去られた歴史を
また繰り返す。


先人たちは

「間違いを認めて、学びなさい」

と言っていた。


その人たちの声も
もう届かない。

この世にいないから。


どんどん声が小さくなっていく。


理想の世界に向けて走る人たちを

「そうはさせるか」

と引きずりおろす大人たち。


何を恐れているのだろう。


他人を非難することで、
話題をすり替える。


自分とごく一部の周りの人だけの利益を守ろうとする。


それに踊らされていることに気が付かず
普段の自分自身の個人的な鬱憤を
他人で晴らす人が群がる。


誰かを傷つけることで、
自分自身を守り抜く。


自分は正しい、これが正義だと。


現実では
ここ数年、
船は理想郷からどんどん遠くなっていっている。


国境の壁の数を増やし、
より高く、
より頑丈に仕上げていく。


出港地に逆戻りする船から理想郷を振り返る。

理想郷は小さな粒になり、
ほとんど見えなくなってしまった。



それでもいつかきっと
理想郷に辿り着きたい。
何年かかるのかはわからない。


あなたにとって理想郷はどこですか?


(コロナ禍前の3月頭に書いた文章をほぼ修正せずに敢えて投稿しました)

一ヶ月前のメッセージをもう一度

f:id:blue-cactus:20200426085839j:plain

(1ヶ月前に書いて投稿しなかった内容を加筆修整して投稿します)

なぜ日本が海外から警鐘を鳴らされているのかについて、書きたいと思います。

私は全く同じことを一ヶ月以上前にイタリアですでに経験しています。

解決方法があるとわかっていて、
祖国を放っておける人はいないのではないでしょうか。

私は超能力者ではなく、ニュースを追い、実体験を元に真実と現実を理解しています。

ただの未来人です。


だから、日本の方も真実や現実を見つめてほしいです。


イタリアも海外も東京も医療現場は深刻な状態にあります。

私の医者の友人も隣のマルケ州で戦っていますが、彼以外の同僚はすべて陽性になったと聞きました。

対応できる医師と看護師が減ります。

呼吸器、防護服、マスク、フェイスシールドが足りない状態です。

ペルージャにいる友達も先月、別の病気で診察に行ったところ医師が陽性で、友達は自宅で2週間自主隔離をしていました。


すべて私たちの過信と無知が引き起こしています。

"自分だけは感染しないから大丈夫"

と自分勝手な理由で外出した結果です。


だから今は、みなさんの協力が必要です。

・家にいましょう。
・距離を2mとりましょう。
・今いる場所からの移動はやめましょう。
・友達の誘いは断りましょう。
・スーパーに行くのは家族のうちひとりだけにしましょう。
・感染しない/させないために買い物は週一回程度にしましょう。

今はとにかく世界の共通の敵はコロナなので
日本も同じ方向を向いてほしいです。


最終的にはすべての負担が、私たちの生命を守ってくれる医療従事者にかかります。

だから全員で医療従事者に敬意を示し、感謝をして、支え続けなければなりません。


またコロナの終息には時間がかかると今から思っていたほうが賢明です。

イタリアにいる私の感覚では、3ヶ月は少なくともイタリア全土のロックダウンは続くだろうと思っています。

イギリスでは3ヶ月、ドイツでは終息までに2年かかると言われていました(※先月の情報)。

とにかく、1-2年は終息までに時間がかかると思って心の準備をしましょう。


私はイタリア中部のペルージャの田舎に住んでいます。
自然が多く、人との接触はありません。

流石にここまでコロナは来ないのでは?
という程の秘境です。

しかし一ヶ月前に隣町までコロナはものすごいスピードで近づいてきました。
隣町の感染者数は10名でした。

昨日やっと、この町のすべての感染者が回復したと聞きました。
個人差はあるのでしょうが、回復までに一ヶ月もかかりました。
インフルエンザの致死率20倍ということもあり、感染すると厄介です。

イタリアはどんなに田舎でも検査をしてデータを管理しているので安心感はあります。


イタリアでは、キスとハグ、握手の禁止、ソーシャルディスタンスを取る、といった感染拡大防止の法令はすでに3/3から施行されています。

全土ロックダウンは3/10からです。

私の住む地域では、イタリア人はロックダウン以降9割以上マスクをしています。

散歩や買い物以外では外に人が歩いていません。

外での運動は飛沫が飛び、感染しやすいため禁止されています。

公園も一ヶ月以上封鎖されています。

レストラン、バーも3/12から開いておらず、テイクアウトもありません。
食料はスーパーか畑から手に入れます。

生命維持に必要で緊急な理由以外(スーパーへの食料品の買い物、薬局、病院など)は外出禁止です。

外出する際、宣誓書とIDの携帯をします。

宣誓書は罰則を厳しくするために何度も更新され、罰金はあがりました。

そこまでしないと外出する人がいたからです。


この状態が3/10から続いています。

それでも尚、感染するんです。
ここまでしていても、です。

猫からも感染するようで猫を触ったら手を洗っています。

モノから移る、空気感染で移る、マスクをしていても移るということはわかっています。

手洗いを何度もするよう心がけています。
顔を手で触らないように気をつけています。

家の中にいても感染した...
というニュースもあります。

だから、もうこれ以上、甘く見ないでください。


あなたに今できるたった一つのことは、
周りの声に惑わされず、
勇気を持って孤独と向き合い、
命を守るために
家にいることです。


家の中で自分と向き合い、
自分の声をきちんと聴いてください。

自分の小さな違和感や恐怖、怒りを絶対に無視しないでください。

これは非常に大切なことです。

SNSでもブログでも、紙でも何でもよいので
自分の正直な思いを書いてください。



自分の声を無視しているとどうなるか。

率直に言うと、病気になります。


私は自分の声がずっと警鐘を鳴らしていたのにもかかわらず無視し続けた結果、
去年の9月末にパニック障害の閉所恐怖症になりました。

ベルリンに旅をする予定で、
ペルージャからローマ行きのバスに乗った途端、
突然息苦しくなりました。

閉め切った空間で人と密着する飛行機にも乗れず、
ベルリン行きの旅行はキャンセルしました。


少しでも窓が開いていない空間に不安と恐怖を感じるようになりました。

空港やレストラン、映画館などの閉ざされた空間に行く前に、薬を服用しました。

とても辛かったです。
自分が病気になるとは思っていませんでした。

今となっては、コロナと繋がっているんだろうと思います。

9月末以降、徹底的に自分の声を聴いて、本をたくさん読み、パニック障害や閉所恐怖症のメカニズムを学び、少しずつリハビリして自分で3ヶ月で治しました。

詳細は別に書きます。


とにかく、今は自分の声をきちんと聴いてください。

そしてなぜ違和感があるのか、怒りや恐怖を感じるのか、掘り下げていってください。

それをSNSに書いたり、誰かにチャットで伝えたり、自問自答してみたりしてください。

きっとあなたの役に立ちます。
誰かの役にも立ちます。


そして家で楽しめることを存分に楽しみましょう。

料理、ゲーム、漫画、映画、絵を描いたり、掃除をしたり、YouTubeを見たり、何でも良いです。

音楽を聴いてリラックスしましょう。

私はよくドビュッシーを聴いています。

散歩して日光浴を楽しみ、自然の小さな変化を毎日追っています。


あなたにできることはたくさんあります。


私たちのために最前線で働く方々に敬意を払い、感謝しましょう。

スーパー、薬局、医療、物流などに従事している方たちがいなければ、私たちの生活は成り立ちません。

差別は絶対にやめましょう。


家にいましょう。

どうしても外出しなければいけない場合は、
人との距離を2m以上保ってください。

これが何千人、何万人、何十万人、何百万人の命を救う方法です。

意外と簡単です。


あなたは、あなた自身やあなたの大切な人、そして大勢の人たちの命を救うことができます。


自分を信じてください。

海外から学ばない人 コロナと検査数

韓国外務大臣、康京和外相のBBCのインタビューをみました。
なぜ韓国がロックダウンをせずに新型コロナの感染拡大を抑えているかについて語っています。

https://youtu.be/tgxhVOoScp0


英語が苦手な方も彼女の英語はかなり聞き取りやすいので挑戦して聞いてください。

私の政治思想は中立です。

その立場で考えても彼女の言っていることに賛同します。

韓国がなぜロックダウンせずに感染を抑えたのか。

それはテスト(検査)の数にあります。

繰り返し述べていることは、
OpennessとTransparency。
オープンネスと透明性。

つまり、データをとって公開し、透明であることにより、感染拡大を封じ込める対策を未然に行えるということです。

データ、エビデンス、サイエンスをもって、感染を食い止めているんです。

オープンネスと、透明性はイタリアも同じです。
私は、2月からイタリア全土の州別感染者数のデータを毎日見ていました。
それで、まだウンブリア州ペルージャはまだ感染者0だから大丈夫、と自然に判断していたんですね。


ここは日本が変わらなければいけない部分です。


私はこの数週間で日本に住む多くの友人と話しましたが、データがないのに盲信的に"集団免疫"をまだ信じている人が多かったです。

イギリスが医療崩壊の場合を計算して夏までに自国で約50万人が亡くなると判明し、3/23に即"集団免疫"から"ロックダウン、ソーシャルディスタンス"方式に切り替えたあとも、日本はまだ時が止まったままです。

日本はまだ集団免疫を信じている人がいる。
だから誰もが、政治家ですら、免疫を高めるだけの"神頼み状態"に陥っているということに気がつきました。

後半彼女はこう語っています。

要約すると
"私たちはCOVID-19は国の問題ではなく、世界の問題だと認識しています。手助けする準備ができています"

と。

誰が各国の手助けを止めているか、言わなくてももうわかりますよね?

私たちは海外から学べるのに、それを止めているのは誰ですか?

恥を知ってほしいです。
その止めている"誰か"がこの状態を招いているんですよ。

私は自分の過ち、誤りを認識し、訂正できる人でありたい。

今でも笑ってごまかして、論点をずらして、他の誰かを批判して、自分には批判が来ないように動いている人が私の元友人にも多いですが、見ていて頭にきますね。

自分が全部まいた種なのに。

ただ私は今からでも人は変われると思っています。

本人にその気があれば。

アーティスト、芸術家、表現者、クリエイティブ系の方へのメッセージ

f:id:blue-cactus:20200407054025j:plain

私はイタリアで、政治にも社会問題にも切り込んで行く外国人教授、生徒に揉まれながら現代アートを学びました。

日本の藝大出身の友達もいるし、お世話になった先生も多いです。

私はアートはこういうときに必要だと思うんです。
アーティストは発言すると私は思っていました。

しかしながら、私の知り合いの日本人アーティストので発信されている方はほんの僅かです。
同じ方たちだけが声を上げ続け、周りの人は見て見ぬふりです。

今からでも発信をお手伝いしていただけませんか?
私はあなたたちの命のために発信をしています。

私はイタリアにいるんです。
法で守られていて、家にいれば平気なんです。

日本は非常に危険な状態です。

アーティストの方、美大卒の方、アートが好きな方、デザイン、ウェブサイト、アプリ、動画制作...

それぞれの分野で発信をしていただけませんか?

政府、メディアだけをあてにしていては大変なことになります。

私は与野党関係なく今もひとりひとりにメッセージを送っています。
ある政治家とテレビ局は私のツイッターアカウントをフォローしています。

イタリアの情報提供と警鐘を鳴らすのも、3/21から何百回としてるし、日本の友達の何十人とコンタクトを取っています。

もう見て見ぬふりをせず、
ひとりひとりができることをしませんか?

特に重要なメッセージは以下です。

医療崩壊を防ぐためにロックダウン
医療崩壊を防ぐために家にいる
・医療を守るために家にいる
・命に関わる外出(食料品買い出し、病院、薬局など)の際はソーシャルディスタンス(社会的距離)を2m保つ

f:id:blue-cactus:20200407054044j:plain

https://www.bbc.com/japanese/amp/52131569?__twitter_impression=true

どうぞよろしくお願いします。

本当はとてもシンプルなこと

イギリスは元々は"集団免疫"でコロナ対策を考えていました。

それを聞いたとき、
すでにイタリアでロックダウン中の私は、

"あわわわわわわわ!
イギリスは大量虐殺したいのか!?"

とパニックになりました。

しかし3/22、日本の3連休あたりに、医療崩壊でイギリス国民の何十万人の命が亡くなると分析してわかり、
すぐにイタリアと同じくロックダウン、外出禁止、ソーシャルディスタンス(Social Distancing, 社会的距離)方式に切り替えたんですよね。

f:id:blue-cactus:20200407051843j:plain

https://www.bbc.com/japanese/amp/52131569?__twitter_impression=true


日本はまだこの"集団免疫"のままで時が止まっているのでしょうか?
だから日本の元友人と話しても、
ほとんどの人が"神頼み"状態にいたんでしょうか?

なぜでしょうか?

"あれ!
対策が間違ってた!"

と思ったとしても、
すぐに最適な方法に切り替えれば良いだけのことです。

イタリアを始め各国から学べばいいですよね?

私はイギリスと日本の感染爆発のタイミングがすごく似ていると思ったから、
とりあえずは英国首相ボリスジョンソン(数日後陽性と発覚)のスピードでやってみませんか?
でないと手遅れ...

と数週間前に日本政府に言いたかったのですがなかなか伝わりませんでした...


トップが今からでも

"日本全土ロックダウン!
外出禁止!
ソーシャルディスタンス2m!
守らないと医療崩壊!"

と言えば、

イギリスでもそうだったように、
メディアも一斉に

"外出禁止!
ソーシャルディスタンス2m!
医療を守ろう!"

とガンガン流し始めると思います。

本当はすごくシンプルなのですが。

そんなに難しいのでしょうか...?


(私の政治思想は中立な立場です。
全世界の敵はコロナです)