一ヶ月前のメッセージをもう一度
(1ヶ月前に書いて投稿しなかった内容を加筆修整して投稿します)
なぜ日本が海外から警鐘を鳴らされているのかについて、書きたいと思います。
私は全く同じことを一ヶ月以上前にイタリアですでに経験しています。
解決方法があるとわかっていて、
祖国を放っておける人はいないのではないでしょうか。
私は超能力者ではなく、ニュースを追い、実体験を元に真実と現実を理解しています。
ただの未来人です。
だから、日本の方も真実や現実を見つめてほしいです。
イタリアも海外も東京も医療現場は深刻な状態にあります。
私の医者の友人も隣のマルケ州で戦っていますが、彼以外の同僚はすべて陽性になったと聞きました。
対応できる医師と看護師が減ります。
呼吸器、防護服、マスク、フェイスシールドが足りない状態です。
ペルージャにいる友達も先月、別の病気で診察に行ったところ医師が陽性で、友達は自宅で2週間自主隔離をしていました。
すべて私たちの過信と無知が引き起こしています。
"自分だけは感染しないから大丈夫"
と自分勝手な理由で外出した結果です。
だから今は、みなさんの協力が必要です。
・家にいましょう。
・距離を2mとりましょう。
・今いる場所からの移動はやめましょう。
・友達の誘いは断りましょう。
・スーパーに行くのは家族のうちひとりだけにしましょう。
・感染しない/させないために買い物は週一回程度にしましょう。
今はとにかく世界の共通の敵はコロナなので
日本も同じ方向を向いてほしいです。
最終的にはすべての負担が、私たちの生命を守ってくれる医療従事者にかかります。
だから全員で医療従事者に敬意を示し、感謝をして、支え続けなければなりません。
またコロナの終息には時間がかかると今から思っていたほうが賢明です。
イタリアにいる私の感覚では、3ヶ月は少なくともイタリア全土のロックダウンは続くだろうと思っています。
イギリスでは3ヶ月、ドイツでは終息までに2年かかると言われていました(※先月の情報)。
とにかく、1-2年は終息までに時間がかかると思って心の準備をしましょう。
私はイタリア中部のペルージャの田舎に住んでいます。
自然が多く、人との接触はありません。
流石にここまでコロナは来ないのでは?
という程の秘境です。
しかし一ヶ月前に隣町までコロナはものすごいスピードで近づいてきました。
隣町の感染者数は10名でした。
昨日やっと、この町のすべての感染者が回復したと聞きました。
個人差はあるのでしょうが、回復までに一ヶ月もかかりました。
インフルエンザの致死率20倍ということもあり、感染すると厄介です。
イタリアはどんなに田舎でも検査をしてデータを管理しているので安心感はあります。
イタリアでは、キスとハグ、握手の禁止、ソーシャルディスタンスを取る、といった感染拡大防止の法令はすでに3/3から施行されています。
全土ロックダウンは3/10からです。
私の住む地域では、イタリア人はロックダウン以降9割以上マスクをしています。
散歩や買い物以外では外に人が歩いていません。
外での運動は飛沫が飛び、感染しやすいため禁止されています。
公園も一ヶ月以上封鎖されています。
レストラン、バーも3/12から開いておらず、テイクアウトもありません。
食料はスーパーか畑から手に入れます。
生命維持に必要で緊急な理由以外(スーパーへの食料品の買い物、薬局、病院など)は外出禁止です。
外出する際、宣誓書とIDの携帯をします。
宣誓書は罰則を厳しくするために何度も更新され、罰金はあがりました。
そこまでしないと外出する人がいたからです。
この状態が3/10から続いています。
それでも尚、感染するんです。
ここまでしていても、です。
猫からも感染するようで猫を触ったら手を洗っています。
モノから移る、空気感染で移る、マスクをしていても移るということはわかっています。
手洗いを何度もするよう心がけています。
顔を手で触らないように気をつけています。
家の中にいても感染した...
というニュースもあります。
だから、もうこれ以上、甘く見ないでください。
あなたに今できるたった一つのことは、
周りの声に惑わされず、
勇気を持って孤独と向き合い、
命を守るために
家にいることです。
家の中で自分と向き合い、
自分の声をきちんと聴いてください。
自分の小さな違和感や恐怖、怒りを絶対に無視しないでください。
これは非常に大切なことです。
SNSでもブログでも、紙でも何でもよいので
自分の正直な思いを書いてください。
自分の声を無視しているとどうなるか。
率直に言うと、病気になります。
私は自分の声がずっと警鐘を鳴らしていたのにもかかわらず無視し続けた結果、
去年の9月末にパニック障害の閉所恐怖症になりました。
ベルリンに旅をする予定で、
ペルージャからローマ行きのバスに乗った途端、
突然息苦しくなりました。
閉め切った空間で人と密着する飛行機にも乗れず、
ベルリン行きの旅行はキャンセルしました。
少しでも窓が開いていない空間に不安と恐怖を感じるようになりました。
空港やレストラン、映画館などの閉ざされた空間に行く前に、薬を服用しました。
とても辛かったです。
自分が病気になるとは思っていませんでした。
今となっては、コロナと繋がっているんだろうと思います。
9月末以降、徹底的に自分の声を聴いて、本をたくさん読み、パニック障害や閉所恐怖症のメカニズムを学び、少しずつリハビリして自分で3ヶ月で治しました。
詳細は別に書きます。
とにかく、今は自分の声をきちんと聴いてください。
そしてなぜ違和感があるのか、怒りや恐怖を感じるのか、掘り下げていってください。
それをSNSに書いたり、誰かにチャットで伝えたり、自問自答してみたりしてください。
きっとあなたの役に立ちます。
誰かの役にも立ちます。
そして家で楽しめることを存分に楽しみましょう。
料理、ゲーム、漫画、映画、絵を描いたり、掃除をしたり、YouTubeを見たり、何でも良いです。
音楽を聴いてリラックスしましょう。
私はよくドビュッシーを聴いています。
散歩して日光浴を楽しみ、自然の小さな変化を毎日追っています。
あなたにできることはたくさんあります。
私たちのために最前線で働く方々に敬意を払い、感謝しましょう。
スーパー、薬局、医療、物流などに従事している方たちがいなければ、私たちの生活は成り立ちません。
差別は絶対にやめましょう。
家にいましょう。
どうしても外出しなければいけない場合は、
人との距離を2m以上保ってください。
これが何千人、何万人、何十万人、何百万人の命を救う方法です。
意外と簡単です。
あなたは、あなた自身やあなたの大切な人、そして大勢の人たちの命を救うことができます。
自分を信じてください。