説教したがる男たち
レベッカ・ソルニット氏の「説教したがる男たち」を読んだ。
私は一年前までフェミニストを誤解していた部分があった。フェミニストは口うるさくて攻撃的な印象があった。
これはメディアによって作り上げられたフェミニスト像の印象操作である。それにまんまと自分も乗せられていたと最近わかった。
去年ジェンダーにまつわる社会問題や自分の中の長年の違和感に気づくきっかけがたくさんあり、自分のペースでフェミニズムを勉強しようと思った。
マンスプレイニングという言葉も去年知った。Man+explaining、聞いてもいないのに説明したがる男性を意味してマンスプレイニング。
言葉の定義は問題を明らかにするのに役立つ。
マンスプレイニングには国境がなく、日本人男性も西洋人男性もする。
思い当たることが多々ある。
男性から聞いてもいないアドバイスや説教が始まると、「あー、またマンスプレイニングが来たな」とすぐにわかる。
本の中では、芸術家のアナ・テレサ・フェルナンデス氏について、言葉には力があること、そして現代における革命についての話が印象的だった。
私は以前から何度か表明しているが、フェミニズムの問題は女性vs.男性だと思っていない。女性vs. 社会構造だと思っている。
これは以前読んだレティシア・コロンバニ氏の「三つ編み」という小説から学んだことでもある。私のお気に入りの本でもある。
自分の違和感を言語化することは大切だ。
これからも少しずつ社会問題について学んでいく。
– "説教したがる男たち" by レベッカ・ソルニット, ハーン小路恭子.
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レティシア・コロンバニ「三つ編み」
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